沖縄で未だに行われている「闘鶏」
人間の身勝手な道楽で、命を快楽の対象にされ
目を覆うばかりの残酷なまでに
傷ついた鶏達の末路の哀れさ
これを文化と位置付けしているを反対し
傷ついた鶏たちを保護する運動をしている方を知った。
親しい友人たちに2か月に一度配布している
個人的エッセー集に「鶏」という生き物
その健気なまでの小さな命の輝きを
「鶏が教える夫婦愛」として
掲載したところ反響の大きさがあり、
犬も猫も同様、人の無責任さから
彷徨うに追いやられている
1代を増やさない共に生きる活動をしている
一人として、訪問してくださる皆様に、
ぜひに知ってもらったら、という声に
背中を押され同文を数回に
分けて掲載します。
しばらくお付き合いを
鶏を飼う家庭は田舎でさえもまれになってきた時代、
鶏はケージの中で一生を過ごすだけの生き物と
無感情に思っている方が大半ではないだろうか。
鶏が教えてくれた夫婦愛を二つ、紹介します。
数年前、東京の日枝神社に参拝したとき、
大きなクスノキの下に「天然記念物」の
表示のあるケージがあり、
上段には品格のある鶏冠雄雄しい
真っ白な鶏一羽が
止まり木から遠くを見やっていた。
時折、思い出したように首を精いっぱい
伸ばしながらの雄叫びが、
大都会をほんわかとさせてくれて、
おや、鶏さんがいると
そのケージに近寄ってみた。
下段には金茶色の綺麗な羽毛に
覆われた小型の鶏二羽が寄り添っていた。
しばらくして、オスがメスから離れ、
餌をついばみ始めた。メスはすぐに追いつき、
オスにピッタリと寄り添って餌をのぞきこむ。
すると、「食べなさい」とでも言うように
オスは食べるのをやめ、
メスが食べ終わるまでじっと待つ。
メスが食べ終わるとオスは再びついばみ始める。
これを繰り返す二羽のなんとも微笑ましいこと。
やがて、お腹もいっぱいになったのか
メスは目をつぶり、ピタッとオスに寄り添った。
この二羽を見ていて、
文豪志賀直哉の「濠端の住まい」を思い出し、
その一節とが瞬時に交差し思い出されたのです。
志賀直哉がひと夏を過ごしたその家は、
隣とのあいだに垣根はなく、
そこに飼われていた
鶏一家が自由に出入りしていた。
氏が縁側で食事をする時、必ずオスが
五、六羽のメスを引き連れきて前をうろつく。
パン切れを投げてやると、
オスはメスを呼んで食べさせる。
合間にオスは一切れを飲み込む。
そのおかしさの描写に、
男たるものこうでなくっちゃねえと、
うなずきながら文字を追った。
母鶏らしきメスが足で地をかき、
一歩下っては餌を拾うと、ヒナたちは
真似をしながら餌をついばむ。
母が砂を浴びだせば揃って
その周りで砂を浴びる。
ある日、天敵の鳶(トビ)が現れると、
あわてふためき木や草陰に隠れる母鶏。
見習ってヒナたちもつき従うが、
独り傲然と大股で歩きまわるのはオス。
文豪の筆の細やかさに惹きつけられ、
おかしくって、いとおしくって、
なんて愛おしい命の交差と感動した一文に、
内藤九段の自叙伝の一節
「飼っていた鶏」が思い出されたのです。
次回へ続きます
10月11日記帳
寄金ご芳名
オオシバノリコ様
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お心に感謝!
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229,342円
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心からの感謝を申し上げます。
【名義】にゃん太の会
ゆうちょ銀行
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店番: 438店名: 四三八(読み ヨンサンハチ)
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(9/30現在)
☆ゆうちょ銀行
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2.他の金融機関から「ゆうちょ銀行」へのお振込の場合
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店名: 四三八(読み ヨンサンハチ)
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