鶏が教える夫婦愛  その2

内藤九段の自叙伝の一節
「飼っていた鶏」は、
少年時代にオス、メス二羽の
ヒナを育てた記録だった。

いつも相手を蹴って
餌を独り占めにしていたオスが、
朝の時を告げるようになった途端、
メスに優しくなり、
餌を食べ終えるまで待つようになる。
内藤少年の観察は実に細やかで、
その描写に私は引き込まれていった。

メスが不機嫌な声を出すのは
タマゴを産む直前で下腹が張ったとき。
するとオスは必死に土を掘り、
虫を見つけると甘い声でメスを呼ぶ。
犬や猫が迷い込んでメスに近づこうものなら
物凄い勢いで飛びかかり、
蹴りつけて追い払う。内藤少年は
その姿にほれぼれすると観察。

また、ある日、部屋で寝転んで
本を読んでいた内藤少年の元に
メスがけたたましい声を上げて
駆けあがって来た。
走って庭に下りると、
熊のように大きな犬と
オスが闘っていたのだ。
すぐに竹ぼうきを振り回して
犬を追い払った。

メスが慌てふためき助けを呼んだのは
勝てる相手でないと思ったからだろう。
「かしこかったねぇ」と
メスの小さな頭を撫でてやった。
そんな夫婦鶏の姿を見ながら
育てていた内藤少年は、将来は
養鶏場の親父さんになりたいとまで思った。

しかし、
悲しい別れは突然にやってきた。
ある寒い日の深夜、
鶏が危険を知らせる声を上げた。
急ぎ小屋の戸を開けるとオスが飛び出してきた。
その体が怒りに震えていた。

懐中電灯をつけ中に入ると、
もうメスは冷たい地面に横たわっていた。
イタチに襲われたのである。
何もできなかったオスの気持ちを思うと、
夜は見えない鶏の目が哀れでならなかった。

翌日からオスは餌を与えるたびに
自分は食べずに、メスを呼び続けた。
鶏との別れは辛くて
ここから先は書けない、と後年の
内藤氏であるが筆を置いている。

次回へ
                     

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