アルミ缶と鶴の子

「サクラさんコピー用紙代237円、
お釣りの小銭は
“鶴の子”に入れて置きます」
「了解しましたよ」

またある日は

「コインランドリー代、布補充、ペットシートと
6000円出しました。
お釣りを鶴の子に入れます。」
「OK、ご苦労様」

サクラさんとは
こんなやり取りが始終行き交っています。

鶴の子とは
・・カリンさんから頂いた美味しい和菓子
それが実にしっかりしたプラスティック容器で、
可愛くもありで、いつのころからか

アルミ缶売上金は
TNR活動に必要な品々を購入
そのお釣り入れ、
この頃はアルミ缶売上も入れ
と使用し始め、「鶴の子」と
表現すれば、活動に使う品々が
行き交っている、
になったのです。

毎週水曜日には、指定場所に
アルミ缶収集に出動します。

その売上金は、
3年前までは全て
野良猫たちの不妊去勢手術資金を
稼ぐためのものでした。

いえ稼ぐほどもいかなく、
時には
2,3か月かけて売上資金をため
やっと不妊去勢手術が
出来る、でした。

それも、「どうぶつ基金」指定病院は
まだ神戸近辺にはなかったので
大阪迄も運んでいたのです。

当然、
ノミダニ駆除や感染症予防ワクチンまでも
施してやることはできないが
ノラ猫の不幸の連鎖を止めるは
これしかないと
不妊去勢手術出来るは
月に2〜3匹はよい方だった。
2,3か月かけ資金を、
ためてからの月も多かった。

そうしたある日
まみたぬきさんカリンさんと出会い
それは
友は友を呼ぶして
こんなも力強い
輪になり、野良猫たちの
一代を見守る活動が
一気に繋がった。

彷徨う野良猫に罪はない!
捨てたニンゲンが非難されるべきを
野良猫だけに非難が集中している。

険悪になるだけの地域に
努力もしないで非難だけに
一石を投じたい。

思いの共通する、まさしく
三人寄れば文殊の知恵

その活動を発表することで
今までは
野良猫を非難する人しか知らなかったが
実は、野良猫たちに
こんなにもあったかい目を持ち
賛同して下さる方々の多さも知り
あったかい寄金が
私たちの背も押してくださった。

この寄金は
寄金者様に成り代わって
TNR活動の
野良猫たちの為だけに使用と
決心を新たにするばかりです。

先日のこと、ネットに
虐待を受けた猫の痛ましい写真は
見るに耐えられなかった。

「治療費を募っています。サクラさん、
鶴の子から応援してもよいですか?」

私達も応援してもらいましたね。
反対するわけがありません。
お金足りますか?
ポケマネで応援しましようか」

「いいえ、出来るだけポケマネなしで
活動しましょうから始めた、
アルミ缶ボランティアです。
大きなことはできないですが、
心を届けることが出来ます。
私達もその心こそが
一番の力と励みとなっていますからね」

無口でおとなしいサクラさんは
ここぞというとき
毅然とした一本の真を出す方

にゃん太の会仲間はなぜか
そんな方ばかりの結束になっていると
思い返すのは

たいした売上にならないのに
手伝いを惜しまないでくれる
アンアンさん、サクラさん、カリンさん

アルミ缶は匂いもするのをいとわず
即刻、新車を出し売却へ走ってくださるは
まみたぬきさん。
まみたぬきさんが出動出来ない時は、
梅子さんがルゥさんがセンリさんがと
駆け付けて下さる。

モモさんは、ご近所から
アルミ缶収集をし「溜まってるわよ」と
こちらも援護射撃隊員。

こうして今アルミ缶売却金
「鶴の子」資金は
不妊去勢手術を活動する為の
援護資金にのみ専念
出来るようになりました。

2月28日記帳
寄金ご芳名
風と木と猫様・
モミジパパ様・ヤマシタチカコ様

お寄せいただいた寄金は
ノラ猫TNR活動、救援に
全て活用させていただきます。
※明日、出動します。

現在通帳活動費
173,036円

にゃん太の会は
皆様のご支援で活動できています。
あったかいご支援に感謝いたします。

【名義】にゃん太の会
ゆうちょ銀行
※記号 :14350 番93908171

※他の金融機関から
「ゆうちょ銀行」への お振込の場合

店番: 438店名: 四三八(読み ヨンサンハチ)
預金種目: 普通預金
口座番号: 9390817

「アルミ缶と鶴の子」への6件のフィードバック

  1. 本当に小さなことをコツコツと・・・って感じから
    始まったんですねー
    チーゴクの猫は、外猫は何もされてません。
    でもカリカリを置いてある場所もありますし、
    少しずつマシになっているような気がします。
    避妊手術なんて、飼っていてもされることが
    少ないですね。
    残念です。。。

  2. まおまおさんへ

    私は田舎生まれの田舎育ち
    その頃は、猫に避妊の知識など全くなく
    野放しでした。

    増えれば捨てる・・・その慣習が潜在意識として
    根強く残っているのか、罪の意識が
    余りにも薄い

    飼い猫を外に出さないで下さい
    ・・も
    「外に出たがります」と

    これから大きく変わっていく慣習にしたいものです
    ちーごくも先ず増やさないように、の意識は
    これからの時代の変革のひとつになっていくを
    期待ですよね

  3. すごいですねぇ〜
    でっかいどうは、昨日から猛吹雪です。
    しばれは、緩んでますので、重たい雪が(^^;
    こんな中でも、野良猫達は逞しく。(^^;
    春の訪れを待ち焦がれています。
    田舎だから、野良達も、あちらこちらで見かけますし、ご飯も、色々な所で頂いてる様ですが、中にははじかれた子も居ます。
    我が家の外の「野良小屋」には、切らさずにご飯は置いてますが、しばれがあるので、カリカリだけしか、あげられません。
    早く来い来い、春よ来い!!

  4. 琴生さんへ

    天気予報は、北海道をいつも見ています

    「あ、つらいなぁ、猫たちどうしているだろう、
    配達もこの大荒れの天気の中、どうしているだろう」
    案じるばかりです

    私一人では何もできません
    本当によき人たちとの出会い有らばこそ
    みんな猫、まさしく招き猫がこうした
    輪を作ってくださった・・です

    琴さん、その周りにきっといますよ
    あなたを見ている方が

    どうか、頑張ってね

  5. こつこつと積み重ねてこられた活動が、今では認めてもらえるようになられたのは、三人寄れば文殊の知恵。
    その三人の方々のお力の賜です。
    なんですかね。
    ちょっと感動なのかなんなのか、うるっとしています。
    ここまでどれだけのご苦労やお辛い想いをされたことでしょうか。
    罵声を浴びさせられた日もあり、雨の中暑さの中寒さの中と思うと、猫さんの為に本当に有り難うございます。
    とその想いだけです。
    アルミ缶だって、大量にあっても、思うような金額ではありませんものね。
    それでも今でも続けているのは、やはり猫さんの為。
    本当に有り難うございます。

  6. 姫の執事さんへ
    あったかいお心をありがとうございます

    早朝よりTNRに走り、帰宅しましたら
    自称猫好きさんという方から電話

    「猫が自分の家の前に来るようになった!何とかしてください」

    どうしてほしいのですか?

    「とにかく家の前に放さないでください」

    お宅の前で放した覚えはありませんが?
    たとえそうであっても
    どっかへ連れて行けなんてそれは
    私たちの活動ではありませんよ・・・

    自由に生きるのがノラちゃんその
    生きる姿さえ排除してほしい?、

    実に哀しくなる自分勝手な
    電話や仕打ちありのニンゲン界

    無欲で今日を生きるに必死のノラ猫に
    どんな罪があるというのでしょう

    執事さんの応援に励まされます。

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