親が親なら子も子

カリンさんから、渡されたのは
愛らしいお名前のあるポチ袋です


せいちゃん・たまきちゃんの
お名前に、
「そうですか、ありがとう」と
通り一遍に、
受け取るわけにはいかない。

「にゃん太の会」の
手元に渡された経緯を
お聞きせずにおれませんでした。

せい君小学校2年生
たまきちゃん小学校4年生
の姉弟は
ノボリバSGという
クライミングジムのスクール生でした

↑リンク

そのジム周辺には、
何度も子どもを産む猫がいたり、
せっかく生まれても交通事故に
遭ったりの不幸が続く

見かねたジム経営者が、
猫活動のS田さんに相談を持ち込み
手術後、地域猫となった猫
その中の一匹クロちゃんは
玄関先で皆を出迎え
せい君たまきちゃんにも
可愛がられて過ごしていた。

そのクロちゃんが亡くなった。
↑リンク

「クロちゃんにお供えをしてあげて」と、
姉弟はお年玉を持ってきたという
野良猫を思って泪を流してくれる
心ねの優しさの育った幼い姉弟

しかし
同じ年齢位でありながら
あの子等は?その未来は?

考えこんだもう十年の月日を刻む
あの日のことがふと思い浮かぶ

近くの椿谷公園に住み付く野良猫を
石を持ち追い回す、まだ低学年の
少年3人に遭遇し注意をしたところ

「うちのお父さんはもっと叩けもっと叩け
猫なんかいなくなればいいと言うよ」
そこには、なんで?の
怪訝な顔が並んでいた。

都会の街中で餌を求め彷徨う、
一途に必死に生きている
この小さな命たちを
排除しょうとする幼子たち
「親が親なら子も子」

命への畏敬の念がまったくないまま
育っていくこの子等の気性の
将来が空恐ろしい

この足元の当たり前の
光景のなかにある
止むことのない学校現場の
イジメの根幹が潜んでいるではないか
ここに育っているではないか
身震いしたあの日が思い出される

しかし、今日は明るい
ひかりを見ました。


大切な大切なお年玉を
クロちゃんにお供えしてあげて・・と
差し出す心ねの優しさに泣けて・・と
そのままを、託して下さった
ノボリバSGオーナー様

クロちゃんと同じ境遇の子に使ってもらおうと
せい君たまきちゃんのお母さまと話し合われ
にゃん太の会に託されたのだ
と、知りました。

そしてまたオーナー様は
ミケコちゃんを案じその保護をと
願っていたお一人
でもあった、と知りました。

あったかい人の輪が、また繋がりました。


2月4日譲渡会
我がにゃん太の会からも
出演多数に交じって
ミケコちゃんも出演いたします。

遠慮深く、優しい性格で
とってもおとなしいミケコちゃん
そっと甘えてくるのがいじらしい。
よいご縁が繋げたらと願っています


カリン保護猫&キャットシッター長

宜しくお願い致します。

みなにゃん、幸せ掴み頑張ろうにゃ〜

保護猫をあったかく応援
赤い糸のご縁を繋いで下さる
保護猫カフェカーロさま
ありがとうございます。

「親が親なら子も子」への6件のフィードバック

  1. ミケコちゃん、良い里親さんが見つかって欲しいです。
    べっぴんさんですものー
    絶対に見つかると信じてますよ。
    子供ちゃんのお年玉はいただきにくいですよね。

  2. まおまおさんへ
    ミケコちゃんは、リリースしたものの再捕獲して
    なんとか譲渡会へ・・と心配するのがわかる
    本当に性格の控えめな優しい子で、家庭の子に
    ご縁があるを願っています

    お年玉・・私もその心に泣けました
    なんて貴重な未来のある贈り物でしょう

    ミケコちゃんのご縁が決まったら、餌をお土産に
    持たせるのに利用させていただこうと考えてます。

  3. クロちゃんの死は悲しいことですが、せいちゃん・たまき君の優しさに見守られながら旅立ったことでしょう。
    そしてクロちゃんの死は無駄ではなかったと、この幼き子供の気持ちから思いたいです。

    親の影響は多大ですよね。
    弱き猫を苛めて良いと教えるとは、言葉もありませんが、いつか自分の身に振り返ってくるでしょう。
    里親会で良き出会いがありますように。
    幸せがきっと待っています。

  4. せいちゃんとたまきちゃん、本当に良い子達ですね‼(^o^)きっと素晴らしいお父様お母様の元で愛情いっぱいに育てられたのでしょうね☆
    それに比べ、猫をもっと傷つけろ、猫なんかこの世に存在しなければ良い、などと恐ろしい言葉をインプットされた子供達は、これからどんな人生を歩んで行くのでしょう。考えただけでも恐ろしくなります。
    年老いたり病気になったりした犬猫を平気で保健所に持ち込んだり棄てたりする人も、将来、自分がそうなった時に、子供さんに同じようにされても文句は言えませんよ、と言いたいです。

    ひとつ、余談ですが(コメント欄に関係の無い事を書いてすみません)NHKプロフェッショナルのワンちゃんスペシャル御覧になられましたか?トリマーさん、猫大好きな獣医さん、訓練士さんのお話で残念ながら猫ちゃんは出ていませんでしたが、なんとしてでも殺処分を免れさせようと必死で問題犬と向き合っている訓練士さんに涙が止まりませんでした。
    虐待だと批判する人も居るようですが、自分がやってみてから批判しろと言いたくなりました。
    今日の夜中に再放送されるみたいです。

  5. 姫の執事さんへ
    出かけていました為遅くなりました

    身近には、虐待に関連する事を平気でしている

    嫌いなら無視を・それも優しさのうちですのに

    家庭で何気なく猫なんか・・と親が話している
    親が子に無言で伝承・・しているに気がつかないのですねぇ

    里親会 応援をありがとうございます

  6. LONGさんへ

    出かけていました為遅くなりました

    ほんとうに素晴らしいお子様に出会いました
    オーナーが感激しそのまま私どもに託され
    なお一層の感動を戴きました

    >NHKプロフェッショナルのワンちゃんスペシャル

    残念ながら観ていませんが、想像できますのは
    市場に出す子犬たちが先ず、オークションにかけられる
    そのオークションにかけられる前に厳しい選別なのですねぇ
    驚きましたよ

    撥ねられた子犬たちの運命は?
    命の売り買いの現実に胸が塞がりました

    ペットショップ、ブリーダー問題を、何故に大きな団体さん
    取り上げないのですか?
    莫大な寄付を集めているその資金はどこにに消えているのですか?

    殺処分をなくそうと、引き受けてた団体の崩壊現場を
    なんとも思わないのですか?
    その資金を使っての援助は当然でしょうに
    名ばかりの役員に大きな給与ですか?

    ひとりゴチていました

    「どうぶつ基金」様は全国のTNR活動する者たちに
    無料手術券を配布する
    一枚でも行き届くようにスタッフ皆さまは無料のボランティアで必死の活動です

    にゃん太の会も、このどうぶつ基金券あっての活動が
    出来ていますので、日本なんとかとか大きな名前を頭に
    募金活動なさってる団体さんは是非に
    見習ってほしくおもいますね

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