共に生きよう!

木立を抜ける風の中を歩いていると
ミューミュー、
か細い鳴き声に足が止まった。

人の気配を察し仔猫が懸命に走りよってくる。
乳離れもしていない手のひらに乗る小ささ

捨てれば誰かが拾ってくれる・
この無責任さ
生まれた命の尊さとはかなさを知るならば
他人の好意などあてにするな!
と叫びたい。

身近な動物と共生できる時間の愛しさを
捨てたあなたは知っているはず!

一応の教育を受けた者ならば
必要でない命を生ませない努力を何故しない!

見通す力欠如の心根のさもしさ
捨て置かれた鼓動のぬくもりに詫びるばかり

2日目・・3日目・・
ミューミューと鳴きながら、人を懸命に追っていた仔
この幼さで自分の不幸を学習したの

餌を貰うときだけ小さな背伸びをして
喜びの「表現で待つ姿に変わっていく。

乳離れもしてないおさなさで
暗い夜の時間をどんなにして過ごしている?

冷ややかな時は容赦なく過ぎていく

今夜は大雨の予報
たまりかね連れ帰り
避妊手術ワクチン代持ちます「里親募集」広告作成。

そして、里親さんとの出会い

「まあ、何とかわいい」抱きとめてくれた母子の
慈悲の眼に出会い今日は旅発ちの日。
掌に包むと未だよく見えない眼を見開き
懸命に私を見詰める仔に言い聞かせたわ。

「お前を捨てた人の運をすべて取り上げ
新しいお家に持ちこみなさい、
一緒に幸せになるのよ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。